入場口を通ると、そのまま宝物館に入ります。
手前の木剣が、巌流島において佐々木小次郎との対決で使用したものだそうですが・・・
船の上で削った木剣にしては・・・
霊巌洞物語の原本が展示されていました。
霊巌洞での出来事が書かれているのでしょうか?
霊巌洞物語に出てくると思われる、霊巌禅寺開山前に住んでいたほら貝と蛇の鱗です。
平安時代の桧垣女が愛用していたものですが、よく保存されているものです。
五輪書は、外国語に翻訳されて愛読され、国外でもブームを巻き起こしているそうです。
五輪書とは、これまで武蔵が会得した剣禅一致の境地を書き残したもので、地・水・火・風・空の5巻から成り、仏法・儒学の言葉も軍記・軍法の先例も借りず、自分の工夫を表現したものである。
地の巻
地の巻は、二天一流の基本的な思想や兵法の大筋について書かれています。 この中で武蔵は兵法を修めるうえでの文武両道の必要性と実戦において二刀を使用することの有効性、また状況に応じ臨機応変に対応することの大切さを説いています。
水の巻
水の巻は、太刀筋と鍛錬の方法について三十六項目にわたり詳細に書かれています。 勝負に際しての心の持ち方(常に平常心を保つこと)や身体の姿勢、構え方など武蔵が完成させた二天一流の極意が説かれています。
火の巻
火の巻きは、実戦の場に臨んで敵に勝つための駆け引きについて書かれています。 状況に応じて戦術を駆使すること、戦いにおける心理的攻撃に有効性も説かれています。 吉岡一門や佐々木小次郎との決闘など数々の実戦経験に基づく武蔵の「勝負」への思いが込められています。
風の巻
風の巻は、他の流派と二天一流を九項目にわたって比較したうえで、他流派の欠点を指摘し二天一流の特徴を明確にすることで自己の流派の優秀性を説いています。 勝つためには相手を知ることがいかに大事であるかという武蔵の考えが表れています。
空の巻
地、水、火、風の四巻で二天一流の極意、兵法に対する考え方が表されていますが、この巻では武蔵が兵法を通し生涯をかけて辿り着いた「空」の境地が述べられています。 一点の曇りもない心が真実の「空」であり兵法の真髄であることが説かれています。
武蔵は、よく仏像を彫っていたといわれますが、その中のひとつでしょう。
この肖像画は、よく見かけられるものですね。
平成15年(2003年)に、NHKの大河ドラマ「武蔵MUSASHI」の際のポスターです。
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